六甲の訓育

今回は六甲の訓育について訓育委員会副委員長の川平くんにお話を伺いました。



インタビュアー(以下、I):こんにちは。川平さん、よろしくお願いします。

川平(以下、K):訓育委員会副委員長の川平です。よろしくお願いします。

I:早速なのですがそもそも訓育委員会って何なのでしょうか。

K:なんだろう。やっぱり自分が思うのは下級生に一番接することの多い委員会、生徒会とかももちろん下級生とかと接する機会はあると思います。その中でも訓育は仕事上下級生と接することが特に多いっていうのが特徴なんじゃないかと思います。

I:たしかに六甲で暮らしていると訓育生という存在が絶対に身近にいますね。

K:やっぱり何かしらで必ず毎日一回は接する存在ですからね。

I:訓育の仕事にはどんなものがあるのですか?

K:主に掃除監督とかが多いですね。他にも仕事はたくさんあります。

I:なかなか訓育生を見てると仕事は多そうですもんね。ところでそんな訓育が存在する意味って何なんでしょう?

K:なかなか難しいですね。(笑) 六甲って結構便番とかごみ捨てだったり掃除の中でも種類が多い学校だと思います。ほかの学校だったら用務員さんを雇ってするような掃除も六甲はしてますし。先輩が横でやってるのを見たり先輩が後輩に寄り添いながら教えてあげるみたいな ことができるっていうところが訓育がある意味だと思います。上級生が下級生に寄り添って教えるみたいな。

I:なるほど。寄り添う感じが結構大事なんでしょうか。

K:そうですね。優しく寄り添うことは大事にしています。

I:ありがとうございます。六甲の訓育ってほかの学校でいう風紀委員みたいなものですか?

K:いや、あんまりそうとは思いませんね。風紀委員っていうと仕事が服装の乱れを取り締まるとかだと思うし、めちゃくちゃ厳しく取り締まってる感じだと思います。六甲の訓育も今までは厳しかったかもしれません。特に掃除とか遅刻とか...。 本当は掃除とかあんまりやりたくない人って多いと思うんですよ。でもその感情をさらに逆撫でるように厳しく注意したり、かといって甘くして何も言わずに放置するわけでもなく、きちんと上級生の訓育生が下級生に寄り添って 辛さを緩和してあげながら一緒にやってあげる。そういう方針でやってます。だから風紀委員とかとはちょっと違いますね。

I:寄り添ってあげるっていうのが重要ということですね。

K:はい。あくまで優しく寄り添うことを大事にしています。

I:そんな六甲の訓育の魅力ってなんですか?

K:魅力はやっぱり寄り添ってくれるってことじゃないかなと思います。委員会の中で時間が一番多いかどうかはわかりませんが訓育生と生徒は毎日接していますし、とても身近な存在です。寄り添ってくれる人がいるっていうのは特に学校に入学したばかりの中学一年生とかから したら本当に心強い存在になると思います。また、訓育委員会ではクリーンデーを設けて学校外を掃除したり、社会奉仕委員会ではありませんが社会奉仕的なこともしています。「Man for others」 を実践していますしこれは結構魅力といえるんじゃないかなと思いますね。

I:なるほど。魅力がたくさんでいい委員会ですね。最後になりますがなにか一言おねがいします。

K:来年からは六好祭を主催している79期生が訓育委員会の中心になります。これからの訓育委員会は厳しさというよりも優しさを持ち合わせた指導をする委員会にしていきます。訓育委員会をよろしくお願いします。

I:本日はありがとうございました。

K:ありがとうございました。