六甲学院の石碑

“すべてのものは過ぎ去り そして消えて行く そのすぎ去り消えさって 行くものの奥に在る 永遠なるもののことを 静かに考えよう”



六甲学院の第1グラウンドの中央には石碑があり 、初代校長、武宮 隼人校長の言葉が刻まれています。

1938年に開校した六甲学院では、同年7月に発生した阪神大水害で校舎が土砂で埋まるなどの大きな被害を受けました。この石碑では、阪神大水害によって六甲学院に流されてきた石がそのまま使用されています。 また、六甲学院開校当初は戦時中でも あったので、キリスト教への弾圧もありました。そのような時代でしたが、武宮校長はそれらを克服し、 「理想を高く掲げ、目先のことにとらわれず自分にプライドを持って生きる人間になりなさい」という意味で繰り返し生徒に「ケチな人間になるな」と語っていました。

武宮校長は引退後、30周年記念の時に「ケチな人間になるな」という自身の思いを込めて阪神大水害で流れ着いた石に碑文として上記の言葉を残されました。 これは「六甲生のプロファイル:想像から創造へ」にも通じており、六甲生の指針にもなっています。

六好祭はオンラインでの開催となってしまい、例年文化祭で行っていた学校ツアーが行えないのでこの記事のようにHPの記事で六甲学院を案内しながら疑似校内ツアーを実施したいと思います。ぜひご覧ください!